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退職金と保険の知られざる関係〜プロが解説する注意点と活用法〜

退職金 保険
この記事で解決できるお悩み
  • 退職金と保険の関係が理解したい
  • 退職金の活用法を知りたい
  • 保険の選び方に迷っている

年金開始の繰り下げや支給額の減少など、昨今老後資金を取り巻く問題は多い。そのため、退職金は減らすことなく運用などでなるべく増やしていきたいものだ。

また、退職金を活用して保険の加入を考える方も多いだろう。

しかし、長年加入してきた保険の見直しや新規加入する保険の選択に迷うこともあるだろう。

本記事では、退職金と保険の活用方法について解説する。保険の種類や、老後の資産形成に最適な方法、退職金を利用した一括払いについて記した。

退職のタイミングは、保険を見直す絶好の機会とも言える。

保険と退職金について幅広い視点をもって検討したい人はぜひ参考にしてほしい。

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目次

退職金と保険の基本的な関係

まずは退職金と保険の概要を述べ、老後資金として最適な方法を紹介する。

退職金とは何か

退職金とは、退職時に労働者へ支払われる金銭のことだ。

支給額については就業規則で定められている。勤続年数、退職時の賃金、在職時の役職などを元に算出するのが一般的である。

退職金の種類は大きく分けて2種類ある。退職時に一括で受け取る「退職一時金制度」と退職後一定期間をかけて分割しながら受け取る「企業年金制度」だ。

退職金制度を設けている企業91.9%のうち「退職一時金制度」がある企業は91.2%、「企業年金制度」がある企業は45.8%である。また、37.0%の企業が「退職一時金」と「企業年金」を併用している。

退職金と保険

保険は、被保険者が保険料を出し合い、ケガや病気時に保険金が支払われる相互扶助の仕組みである。老後の健康不安や死亡時の保障として有効な方法だ。

万一の備えだけではなく、退職金で個人年金保険に加入し老後資金を確保する方法もある。

個人年金保険は、毎月の保険料を積み立てておき、満期になれば年金として定期的に受け取れるものだ。死亡時の保障も確保しながら、運用で資産を育てていくこともできる。

保険の種類と選び方

保険には終身保険、個人年金保険、養老保険、変額保険などがある。退職金で老後の資金を形成するのであれば、個人年金保険が良い。少しずつ定期的な支払いがあることで、日々の生活費の上乗せができる。

以下に、個人年金保険の種類を紹介する。

  • 確定年金
    • 5年や10年など決められた一定期間でを受け取るもの。被保険者の死亡時は遺族が残り分を引き続き受け取ることができる。
  • 有期年金
    • 被保険者の生存を条件に、決められた一定期間で受け取るもの。被保険者の死亡時点で支払いは停止し、遺族への引き継ぎはない。
  • 終身年金
    • 被保険者が死亡するまで、一生涯年金を受け取れるもの。

退職金活用法

次に、保険料の一括払いや保険で資産運用をする特徴を見ていこう。

退職金を活用して保険を見直す

退職はこれまで入っていた保険を見直す絶好の機会だ。

退職を迎える頃は、住宅ローンの返済完了、子どもの独立などライフスタイルが大きく変わることが多い。家族への保障の必要性が減り、自分自身のセカンドライフに向けた保障が必要となってくる。

退職後の保険は、資産を大きく増やすというよりも着実に資産を形成している目的として活用したい。

見直しは新規契約だけではない。現在加入している役立つ保険を選別し、しっかり残すことも大切だ。

退職金で保険料を一括払いするメリット

保険料の支払いは保険加入時にまとめて支払う「一括払い」ができる。全期前納と呼ばれ、保険料の全額を保険会社が一旦預かり、保険料として定期的に充当しながら運用する。充当分は毎年生命保険料控除の対象にできる。

一括払いは月払いや年払いに比べて、保険料が割引され、返戻率が上がることが多い。

退職金という大きな資金があれば、保険料を一括で支払うことも選択肢の1つだろう。

老後資金としての保険活用

退職後は、老後の資産を減らさずゆとりある生活をしながら、病気など将来のリスクに備えることが重要だ。この「運用」と「保障」を両立させることができるのが保険である。

保険には資産として運用益が得られるものもある。運用実績に応じて支払われる保険金が変わる変動型もあり、払い込み保険料を上回ることも期待できる。

保険は受け取り開始まで現金化できないが、将来に向けて確実に資金を確保できるのが強みだ。

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保険の選び方と注意点

保険は商品数が膨大で種類もさまざまだ。加入に当たっての注意点を説明する。

保険の目的と選び方

資産形成と万一の際の保障。この2つが保険の主な目的だ。

老後の資金に備えて保険を解約する人もいるが、退職後は特に手放してはならない。年齢が上がるほど病気のリスクは高まるので、より保険で備える必要がある。

保険は長期運用で時間をかけて資産を育てるのが基本だ。保険を選ぶ際には、公的保険の保障についても確認しておきたい。

その上で、自分にとっての不足分を民間保険で補うのが良いだろう。退職後はこれまでの家族に向けての保障から、自分の保障へ変更するという視点も大切だ。

保険の加入時期と見直しのタイミング

保険はライフステージが変わるときに加入するのが良い。変化するライフスタイルに合わせて必要な保障も変わってくるからだ。

退職を迎える60歳、65歳で満期を迎えたり保障内容が変更されたりする保険もある。今後の人生でしっかりと必要な保険を用意できているのか確認と準備をしておきたい。

また時代の変化や医療技術の発展により、次々と新しい保険商品も販売される。見直しのタイミングでこれまでになかった良い商品との出会いもあるだろう。

保険の選び方と評価基準

保険を選択する際は保障内容、保険額、保障期間、返戻額を基準に選ぶのが良い。

返戻金がある保険は資産として運用が可能だ。ただし、掛け捨てよりも保険料が高いため、支払いができる資金を十分に確保しておく必要がある。また、株価や金利の影響で返戻金が変化し、元本割れするリスクもある。

このように保険の仕組みは複雑で、また各個人によって必要なものが異なる。商品数も膨大で選ぶのが難しい。そんなときはお金のプロに相談する方法がある。IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)という資産運用に精通した専門家が選択肢の一つだろう。

IFAが解決できる退職金と保険の悩み

IFAを利用した保険の見直しや活用方法について確認しておこう。

IFAとは何か

IFAとは独立系ファイナンシャル・アドバイザーのことだ。

銀行や証券会社出身者が多く、業界で培った経験・知見を活かし、顧客の資産形成や管理を担当する。

扱う商品は保険・株式・不動産など幅広く、最適な組み合わせや運用方法を提案している。金融商品の仲介も担っているため、そのまま注文や契約の手続きが可能だ。

IFAが提供するサービス

IFAは、退職金をはじめ、老後の資産形成など顧客全体の資産についてコンサルティングを行う。

保険に関しては家族構成やキャッシュフローなどさまざまな要素を分析し、実際に必要な保障額を算出する。最新の保険商品の動向などもリサーチし、顧客へ情報提供している。

また保険だけではなく、幅広い運用商品を組み合わせた提案を得意とし、運用商品の垣根を超えたバランスの良い運用提案が実現できるだろう。

IFAに相談するメリット

IFAは特定の金融機関に所属していない。各社の営業方針や販売企画にしばられないため、中立的な立場で顧客にとって最良の提案ができる。

また、異動に伴う担当者変更がない。1人の担当者が長期にわたって資産形成をサポートすることで、安心して相談できる。特に保険などの長期運用を目的とするなら、時間をかけて共に資産を育てていくIFAを利用する効果は大きいだろう。

退職金を使って保険を最適化

本記事では、退職金と保険の基本的な関係、活用法、保険の選び方と注意点を解説した。

万が一のときに備える保険だが、資産を育てるという側面もあることをお分かりいただけただろうか。老後の生活設計をする上で、この両方を有する保険を改めて検討してみるのも良いだろう。

退職という節目は保険を見直すタイミングだ。退職金で一括払いをする方法もあり、ぜひこの機会に加入中の保険の確認を行い、最適な保障にしておいてほしい。

退職時の保険加入については、IFAに相談することで退職金と保険の最適な組み合わせや活用法が見つかるだろう。より個別のニーズに応じた活用法や見直しのタイミングなどの専門的アドバイスを受けられるはずだ。

また、1人で悩むよりもIFAに相談することで、保険選びや見直しの手間やリスクを軽減することも期待できる。

「退職金ナビ」では全国のIFAを紹介しており、問い合わせも無料で簡単にできる。

本サービスを活用することで、IFAによる最適な保険選びや退職金活用ができるため、ぜひ検討してほしい。

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執筆者

退職金の相談相手 検索サービス「退職金ナビ」を運営する。
「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンにIFA業界のプラットフォームとして、総合コンサルティング事業を展開している。

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